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乳がんの症状①ただれ、湿疹、かゆみ、赤みなど

乳がんの症状①ただれ、湿疹、かゆみ、赤みなど
4月 23, 2021adminBreast checkUncategorized

乳頭(乳首)や乳輪部にただれやかゆみなどの症状が続くとき

 乳頭(乳首)や乳輪部にただれやかゆみなどの症状が続くときは、まれですが、乳がんの可能性があります。乳頭・乳輪部のただれやかゆみがあるときは、皮膚科を受診される方も多いと思います。一時的な皮膚の炎症であれば、ステロイドを含む塗り薬や保湿剤などで軽快してきます。治療を受けてもなかなか改善しない場合、悪化したり拡がっていく場合は、乳がんの除外が必要ですので、一度乳腺外科を受診してください。軽度な皮膚炎であれば、当院でも対応が可能ですので、気軽にご相談ください。

原因

 乳頭・乳輪部のただれ、かゆみ、湿疹の原因として以下のことが考えられます。

 ①しこりをつくらない乳がん~乳房パジェット病、炎症性乳がんなど

 乳頭・乳輪部のただれで発症する乳がんとして、乳房パジェット病が知られています。パジェット病は、比較的高齢の女性に現れることが多く、発症する頻度は全乳がんの0.5%程度と低い、特殊な乳がんです。パジェット病は、がん細胞が乳頭・乳輪部から発生し皮膚内に拡がります。乳頭部の皮膚に、ただれやかゆみなどの症状を引き起こし、ただれたところから出血したり、かさぶたができることがあります。

 乳房の皮膚の赤みで発症する乳がんは炎症性乳がんと呼ばれています。乳がんの細胞が、乳房内のリンパ管に拡がった結果、乳房全体が赤みをおびたり、皮膚が硬く毛穴の目立つ状態となり、オレンジの皮のように見えます。がんの拡がりによる皮膚の変化が、ただれや湿疹のように見えることもあります。

 乳頭・乳輪部のただれや、皮膚の湿疹・赤みで発症する乳がんは、乳がんの症状でよく見られる「しこり」を作らないがんです。まれな病状なので、診断に至るまで時間がかかることもあります。また、しこりを作らない乳がんがあるということを知らない方も多いので、何か変だなと思っていても、乳がんだと気づかなかったり、恥ずかしくて受診をためらったり、皮膚炎やアトピー、ケロイド、虫刺されなどと自己判断したりして、発見が遅れる方は少なくありません。

 ②皮膚炎

 乳頭・乳輪部のただれやかゆみなどの症状を起こす病気は、乳がんだけではありません。乳頭・乳輪部はもともと皮脂の分泌が多いところですが、分泌が減ると乾燥から皮膚が敏感になります。皮脂、汗や乳頭からの分泌が多いと、分泌物が皮膚に刺激を与える時があります。また、下着による物理的な刺激も受けやすい場所です。

 乳がんにかかりやすい40代~50代の年代では、女性ホルモンの減少により、肌が乾燥しやすくなります。肌の乾燥は、皮膚をまもるバリア機能を低下させ、外部からの刺激に敏感になり、かゆみを感じたり、湿疹ができやすくなることがあります。また、10~20代の思春期、妊娠・授乳期など、ホルモン分泌が活発な時は皮脂の分泌が増えるため、皮膚炎を起こすことがあります。

診断

 思春期や産後、更年期の女性ホルモンによる皮脂分泌量の変動、冬~春にかけての乾燥によるもの、乳頭の分泌物・汗の刺激、下着の圧迫や摩擦などの刺激、花粉症・アレルギー体質の方・アトピー性皮膚炎のある方、細菌が感染を起こしている、などの可能性を考えて、丁寧に問診・診察を行います。

 乳腺外科では、必要に応じて、マンモグラフィやエコー検査を行います。画像検査で乳がんを疑う所見があれば、細胞や組織を採取して、病理検査を行います。画像上異常がなくても、皮膚の変化が乳がんによるものを疑う時は、皮膚の組織を採取します。

治療

 いわゆるパジェット病は予後が良好ながんですが、パジェット病と同じような乳頭・乳輪の変化を起こす進行した乳がんもあり注意が必要です。炎症性乳がんは、一般的に進行が早いがんで、抗がん剤治療を中心に、手術・放射線治療を組み合わせて行います。

セルフケア ~自分で、おうちで、できること

 乳がんによるものでない場合、一時的な皮膚の炎症であれば、ステロイドを含む塗り薬や保湿剤などで軽快してきます。それでもやはり、季節の変わり目やストレスで再燃を繰り返すかたもいらっしゃいます。

 当クリニックでは、皮膚炎が軽快したあとも再燃しないように、基本的なセルフケアを見直すことを提案しています。それは、セルフケア、自分の身体を自分でメンテナンスしてもらうこと、の重要性を日々の乳がん診療で感じているからです。

 抗がん剤治療中、乳がんの患者さんは皮膚のダメージも受けるため、保湿などのセルフケアがとても重要です。悪化してから治療を行うのではなく、おうちで、自分でできるケアで、肌の状態が悪化するのを未然に防ぐ、という考え方は、がんの治療中でない方の肌トラブルにも応用できるところが多いと考えています。

 飲酒・喫煙、食生活などの生活習慣の改善、下着の刺激を避ける、身体の洗い方、保湿の仕方など、いつもの習慣を少し変えることで、改善がみられることもあります。肌は、常に新しい皮膚に生まれ変わっています。行動を変えるのは難しいですが、どれか一つでいいので、1か月チャレンジしてみてください。当院では、低刺激の全身シャンプーなど、スキンケア製品も扱っています。サンプルもありますので、お気軽にお問い合わせください。

セルフチェックの習慣を

 乳がんの症状には、湿疹・赤みなどの皮膚の変化のほかにも、乳房やわきのしこり、乳房の痛み・ひきつれ・凹み、乳頭の凹み・変形、乳房の大きさの左右差、乳房全体が固くなる、乳頭からの分泌液、などがあります。乳がんを早めに見つけるためには、普段のセルフチェックが大切です。

 まずは、月に1回でいいので、自分の乳房に意識を向ける習慣を持ちましょう。月経時はホルモンバランスの影響で乳房の状態が変化するので、月経が終わって1週間から10日ごろにチェックを行なうとよいです。

 鏡の前で乳頭や乳輪部にただれがないか、左右の乳房の形や大きさ、皮膚の色などもチェックしてみてください。しこりがないかは、石鹸で体を洗うついでにみると、滑りが良く分かりやすいです。乳房のしこりや痛み、分泌物、皮膚の変化や左右の乳房の違いなど、いつもと違う、気になる症状はありませんか?

 セルフチェックで異常を見つけたら、自己判断せずに、病院で診察してもらいましょう。乳房に起こる変化は必ずしもがんとは限りませんが、気になる症状があるときは、乳腺外科で詳しい検査を受けてください。乳房のしこりなど、自覚症状をきっかけに乳がんが見つかることも多いのです。もし症状がなくても、年に1回の検診は受けてください。

 

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