VPD(Vaccine Preventable Diseases)を知っていますか?
VPDとは”V”accine “P”reventable “D”iseasesの頭文字をとったもので、 ワクチンで守ることのできる感染症については事前に予防しましょうという考え方です。
例えば乳幼児、高齢者や基礎疾患をお持ちの方は免疫が弱く、感染症にかかり命を落とすこともあります。後遺症により、生活の質が下がったり、医療費がかかったりすることもあります。
ワクチンを接種した後の副反応がこわいと思っている人がいるかもしれませんが、接種した場所が赤く腫れたり、少し熱が出たり、といった軽い副反応がほとんどです。副反応と、ワクチンを接種しないでその病気にかかった時のリスクを比べると、接種しないことの方が怖いこともあるのです。
ワクチンは子供や高齢者の方だけのものではありません。乳児期から老年期まで、年齢に関係なく、適切なタイミングでワクチンを接種することによって、いろいろな感染症から身を守ることができます。
当院は40代の方の受診が多いのですが、40代以降では、年齢とともに免疫力が低下し始めます。インフルエンザや帯状疱疹は仕事や日常生活に支障をきたすこともありますので、あらかじめワクチン接種をおすすめします。
ワクチンを接種することで、免疫がついてその感染症に罹患しにくくなるほか、万一感染してしまったとしても重症化するリスクは低減されます。予防接種は個人の身を守るためだけではなく、予防接種を受けることができない方々などへの感染症の流行を阻止する(集団免疫)という目的もあります。
当クリニックで可能なワクチン接種は下記のリンクをご覧ください。