職場でのがん対策
日本では、就労世代の50歳代前半までは女性のがんが多く、特に子宮頸がん、乳がん2つの女性特有のがんの罹患が多いです。
働く女性が就労人口の半分に迫ろうとする現代では、企業における女性のがんの啓発や就労支援への取り組みがとても重要です。
兵庫県では、企業の従業員やその被扶養者ががん検診を受診した場合、その費用の一部を補助しています。11月半ばまで申請できるようです。
https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/joseiganhojo.html
仕事を持ちながら、がんの治療を続けている方も多くいますが、がんと診断を受けて仕事を辞めてしまう方もいて、ご本人が診断時から治療と仕事の両立について職場に気軽に相談できる体制づくりが求められます。
従業員の就労支援|就労支援|がん対策推進企業アクション (mhlw.go.jp)
治療と仕事の両立支援ナビ ポータルサイト (mhlw.go.jp)
私は勤務医時代、勤務先の病院の職員のために乳がん検診をしていました。仕事中も受診OKなのは病院ならでは。費用の一部は病院が負担してくれました。残念ながら、同僚の乳がんの診断治療も何度か経験しました。
がんについての勉強会をする、がん検診の費用を負担する、仕事を休んで検診や精密検査に行けるようにする、柔軟な働き方に個別に対応する、休憩できる場所を作る…あなたの職場に合った取り組みがあるはずです。がんに罹る人を無くすことはなかなか難しい…でも、がんに向き合う「人」がその人らしく社会で生きていくことを支援する方法はたくさんあります。
まだうちの会社は従業員のがん対策に取り組んでいない、という方は是非一緒に考えてみませんか?お問い合わせはメール info@aikabreastclinic.comまで。