2023年を迎えて
開院3周年
あいかブレストクリニックは、2023年1月14日で3周年を迎えました。改めて、日頃私を支えてくれている家族・友人、クリニックのスタッフ、地域のクリニック・病院の皆様、当院を受診して下さった皆様に感謝申し上げます。
2020年からの新型コロナウイルスによるパンデミック。2022年は、治療の確立やワクチンの開発などにより、移動や活動の制限が少しずつ解消されました。一方でウクライナ侵攻や物価の上昇など、不安定な状況が続いています。
先が見えない状況だからこそ、今目の前にある幸せを大切にしたいですね。人生には大変な時もありますが、皆さんがほっとできるもう一つの居場所になれたら幸いです。今後とも宜しくお願い致します。
2022年を振り返って
2022年から始めたことに下記のようなことがあります。
①更年期症状のご相談(女性特有の症状でお悩みの方へ)
②マイナンバーカードによる受付(マイナンバーカードの健康保険証利用について )
③土曜日の午後診療
土曜日のご予約が取りにくくなっていました。午後の予約は前月中旬から可能です。
2022年も、阪神間だけでなく遠方からも多くの患者さんが来院されました。リピーターの方も増えて、定期検査で異常がなく安心された表情を見ると、こちらもうれしい気持ちです。しかし、前回異常がなくても、異常を認める方もいらっしゃいます。乳癌の診断数も、開院から増加してきています。今後、こちらのブログで当院でのデータをお伝えできたらと思います。
2023年のクリニックのこれから
①乳腺に特化したクリニックとして、基幹病院と連携し、検診から診断、治療まで一貫して責任を担うこと
② 乳がん患者さんの人生のパートナーとして、切れ目のない支援を行うこと
③地域の女性の健康・ウェルネスに寄与すること
が当院の3つのミッションです。
乳がん・乳腺診療においては、診療の質を高めるために、チームで患者さんの診療にあたっています。一人のスーパードクターが頑張るよりも、 様々な職種のメンバーが自分の役割を果たしながら、お互いに助け合うほうが、多様な視点からより質の高い診療を提供できます。
当院でも、受付・看護師・放射線技師など各スタッフが、それぞれの業務を、真摯に、親身に遂行するよう心がけています。皆、経験や性格もいろいろですが、それぞれの個性がより良いクリニックづくりに役立っています。今後も新たな知識を学び、院内のチームワークに磨きをかけていきたいと思います。
また、 当院では、乳がんなどの治療を要する方は、乳腺専門医が在籍する病院へご紹介しています。安定されている場合は当院でフォローをさせて頂いています。乳がんの術後の方は、10年間はファローアップが必要とされています。 ホルモン療法をされる方は、乳がんの進行度などにもよりますが、再発予防のために5〜10年間の内服が勧められています。 兵庫県の乳腺専門医の数は少なく、病院と上手く役割分担をして、より良い乳がん診療を地域の方へ提供していきたいです。
乳がんをはじめとした乳腺疾患は女性であれば、年齢に関係なく、誰にとっても関係のあることです。世の中の半分が女性ですから、このように院内外で診療をうまく役割分担していけば、よりよい医療を、より多くの女性に、その女性の生涯にわたって提供できるようになると私は思います。
当院は、2023年1月より日本乳癌学会関連施設になりました。 大きな病院の先生には聞きにくいことでも、当院では話すことができる…そんな声を大切に、これからも、きめ細やかな乳腺診療を行うのが、当院の大切な役目だと考えています。他院でフォロー中の方も、お気軽に何でもご相談ください。 今後も、乳がんの患者さん、全ての女性がhappyな生活を送ることが出来るよう、サポートしていきたいと考えています。