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乳房の生検について③吸引式乳房組織生検

乳房の生検について③吸引式乳房組織生検
10月 6, 2021adminBreast check

吸引式乳房組織生検をお勧めするケース

  超音波検査で病変が指摘された場合、個々のケースに応じて、細胞診、コア針生検または吸引式乳房組織生検を選択します。

 コア針生検でほとんどの乳腺の病気は診断が可能ですが、下記のような場合は、吸引式乳房組織生検のほうが良いことがあります。 当院では、吸引式乳房組織生検は、BD EleVation™ バイオプシーシステム を採用しています。小型・軽量なので、扱いやすく、TriConcave™(トライコンケーブ)形状と呼ばれる鋭利なチップが使われており、スムーズな穿刺と組織の回収が可能です。実際には、ケースバイケースですので、全ての患者さんで当てはまるわけではありませんが、参考になさってください。

1,マンモグラフィで石灰化のみを認めるとき

 マンモグラフィで石灰化という所見だけが指摘され、超音波検査でも病変の部位がはっきりしない場合には、マンモグラフィを用いて吸引式乳房組織生検を行うことがあります。ステレオガイド下吸引式乳房組織生検/マンモトーム生検とも呼ばれています。ステレオガイドでコア針生検を行うことはできません。当院ではできないため、近隣の基幹病院へ紹介しています。

2,確実に、より多くの組織を採取したいとき

 若い方や乳腺症がある乳房は乳腺そのものが硬く、針が進みにくいことがあります。線維成分の多いしこりや乳がんでも、組織の採取に苦労することがあります。BD EleVation™ バイオプシーシステム は、比較的スムーズに針を進めることが出来ます。

  病理診断においては、乳がんかそうでないかは、細胞の異型度(形・顔つき)、異型がある(顔つきの悪い)細胞をどの程度の量認めるか、を合わせて診断します。小さな乳がんや、ごく初期の乳がん、周囲の正常な部分との境目が分かりにくい乳がんでは、 病変が取れなかったり、量が不十分で診断がつかないことがあります。また、非浸潤性乳管癌と言われるごく初期の乳がんと、乳管内乳頭腫・異型乳管過形成といった良性あるいは良悪性の中間に位置するような病変も、画像検査での鑑別は難しく、顕微鏡で見たときも採取された組織が十分でなければ、診断が難しいことがあります。 コア針生検に比べると、 BD EleVation™ バイオプシーシステムは、比較的多くの組織が採取でき正確な診断に結びつきます。

 また、乳がんの治療においては、 どのような乳がんのタイプかを調べることが重要です。採取した組織を特殊な方法で染色し、どのような乳がんのタイプかを調べて使用する薬剤を検討したり、術前に薬物治療が行われることもあります。治療前に十分な量の組織を採取しておけば、 周囲の正常な細胞との関係性も見ることができ、将来的に遺伝子変異などのさらに詳しい検査も可能になります。コア針生検でもどのようなタイプの乳がんかある程度調べることが出来ますが、 吸引式乳房組織生検はより多くの組織が採取できるので、がんの性質をより明らかにできるかもしれません。

どのような検査方法が良いのか、検査の結果をどう解釈するか

  細胞診 < コア針生検 < 吸引式乳房組織生検 の順で、費用は上がっていきますが、より多くのサンプルが取れるため、より正確な診断につながるものと思われます。吸引式乳房組織生検はコア針生検に比べると、比較的新しい手技ですが、年々装置が改善され、クリニックでもより安全・簡便にできるようになり、とても良い検査方法だと思います。一方で、病変の形状や患者さんの身体への負担、費用の面で、細胞診やコア針生検のほうが良い場合もあり、うまく使いわけることが重要かなと感じています。 いずれの病理検査も、保険適用となります。

  実は、乳がんのしこりは、一様ではありません。たくさんのさまざまな種類の細胞の集まりです。乳がん細胞だけでなく、血管や脂肪細胞、免疫細胞が乳がんの細胞を取り囲んでいます。 できるしこりの形も様々です。 乳がんは正常の乳腺に拡がっていくので、正常の乳腺の細胞も介在しています。そのため、サンプルの量だけではなく、しこりのどこからサンプルをとるか、ということも重要ですので、乳腺の専門医は、画像から病理像を想像しつつ、知識を総動員して生検を行っています。

 また、乳腺では、これらの病理検査の結果のみで病気を診断するのではなく、マンモグラフィやエコーなどの画像検査、視触診の所見や、患者さんの年齢や病歴を合わせて総合的な判断が必要です。病理検査が良性であっても、画像上、がんを疑う時は過小評価となっていないか、再検討が必要です。逆に、病理検査でがん、と判定されても、画像上がんを強く疑わないときは、過剰な診断にならないように気を付けなくてはいけません。

 この様に乳がんの診断は奥が深く、誰一人同じ乳がんの方はいないので、日々難しいなと感じています。常に新しい知識・技術を勉強して精進あるのみかなと思っています。

BD EleVation™ バイオプシーシステム | BD

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