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乳がん術後の疲れに悩む方へ

乳がん術後の疲れに悩む方へ
9月 26, 2025adminArticles

「治療が終わったのに、ずっと疲れやすい」
「寝ても休んでも疲れがとれない」

こんな声を外来でよく耳にします。これは、がん関連倦怠感(Cancer-Related Fatigue) と呼ばれる症状で、多くの乳がん経験者が抱えていて、生活に大きく影響する方もいらっしゃいます。

日常の工夫や補完療法を取り入れながら、医療者と相談して体調を整えることが大切です。


がん関連倦怠感とは?

  • 単なる「疲れ」ではなく、休息しても改善しにくい、強く持続する疲労感
  • 身体的な疲れに加えて、「気力がわかない」「集中できない」といった精神的な面も含まれる
  • 治療中だけでなく、治療が終わった後も長期間続くことがある

研究によると、がんサバイバーの30〜60%が 「慢性的な疲れ(倦怠感)」 を経験しており、日常生活の大きな負担になっています(Bower JE, Nat Rev Clin Oncol, 2014)。


なぜ起こるの?

原因はひとつではなく、いくつかが重なって起こると考えられています。

  • 治療の影響(化学療法、放射線治療、ホルモン治療など)
  • 炎症や免疫の変化
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 睡眠障害
  • 不安や抑うつなど心理的要因

よくある誤解|疲れるのは自分が弱いから?

「休めば元気になるはず」「気合が足りないのでは?」「気のせいかな」

いえいえ、がん関連倦怠感はは医学的に証明されている症状で、そう簡単ではありません。
しっかり休んでも疲れが抜けにくいのが特徴です。

疲れは病気の後のあなたの弱さではなく、治療の影響による体の反応で、自然なことなのです。

日常でできる工夫

「治療が終わったのに、疲れやすくて…。普通の生活に戻れないのでは」 と感じる方も。

がん関連倦怠感は、いろいろな要因が重なって出てくるため、簡単に「これをすれば治る」というものではありませんが、工夫で少しずつ楽になります。

がん情報サービスや国際的なガイドライン(NCCN 2024)でも紹介されている方法を、わかりやすくまとめます。

● 軽い運動

「疲れているのに運動なんて…」と思うかもしれません。
でも、ウォーキングやヨガなどの軽い運動は、実は疲労を和らげる効果があると研究でわかっています。

ウォーキングや自宅でのストレッチ、ヨガなど。

最初は5〜10分からでも大丈夫。毎日の生活に取り入れてみましょう。無理に頑張る必要はありません。「心地よい」程度で十分です。

ウォーキングや自宅でのストレッチ、ヨガなどを1日10分でも取り入れるだけで、体のだるさや気分の落ち込みを和らげる効果があります。

実践例:

  • 朝の散歩10分+昼休みに軽くストレッチ
  • YouTubeなどの動画で椅子に座ったままできる簡単ヨガ

● 睡眠のリズム

  • 昼寝は30分以内
  • 寝る前はスマホやカフェインを控える
  • 毎日同じ時間に寝る・起きることで、体内時計を整える
  • スマホは寝る1時間前にオフ、温かいお茶を飲む

生活リズムを整えるだけでも、倦怠感の軽減に役立ちます。

● 栄養と水分

特別な制限食は必要ありません。野菜・たんぱく質・炭水化物をバランスよく摂取しましょう。

水分は1日1.5〜2Lを目安に、しっかりと。

小腹が空いたときはナッツやヨーグルトなど消化にやさしいものを。

● 気持ちのケア

気持ちの落ち込みや不安が疲れを悪化させることがあります。

日記で気持ちを整理するのも良いでしょう。
信頼できる人に話したり、同じ経験をした仲間の声を聞くことも助けになります。

● 医療者に相談

貧血、甲状腺機能低下、睡眠時無呼吸など、他の病気が隠れている場合もあります

「疲れやすさ」は遠慮せず伝えてください

「疲れている」=「当然」と思い込まず、
他の病気が隠れていないかチェックすることも大切です。


ご家族へ

がん関連倦怠感は「怠けている」のではありません。
休んでも取れない疲れに、患者さん自身が一番戸惑っています。
「ゆっくりでいいよ」と寄り添ってくださることが、何よりの支えになります。


東洋医学的な補完療法

漢方薬

日本では、倦怠感や体力低下の改善を目的に、保険診療で処方される漢方薬があります。
代表的なものには 補中益気湯(ほちゅうえっきとう) や 十全大補湯(じゅうぜんたいほとう) があります。
一部の研究では、倦怠感や食欲不振の改善に役立つ可能性が示されています。

ただし、漢方薬も成分を含む医薬品です。体質や他の薬との飲み合わせで、胃腸の不調、血圧変化など 副作用が出ることもあります。
そのため、必ず主治医に相談し、処方を受けることが安全に使うポイントです。

鍼灸

鍼灸も、倦怠感や睡眠の質を改善する可能性があると報告されています。

ただし、効果には個人差があり、必ず効くとは限りません。 施術者の技術や経験によって結果が変わることもあります。がん患者への鍼灸経験がある施術者を選ぶと安心です。
また、抗凝固薬使用中や出血傾向のある方は注意が必要です。

漢方薬や鍼灸は、治療に替わるものではなく、生活の質を高めるサポートとして考えましょう。

効果には個人差があることを理解し、自己判断せず、必ず医療者に相談して安全に取り入れましょう。


まとめ

乳がん術後の倦怠感は、多くの患者さんが経験する自然な症状です。
生活改善・運動・心のケアを組み合わせることで、日常生活を少しずつ楽にできます。

当院では、こうしたサポートのご案内も行っています。
一人で悩まず、一緒に、自分に合った方法を見つけていきましょう。

参考となるリンク

NCCN Survivorship Guidelines 2024(英語)

日本癌治療学会「がん補完代替医療ガイドライン」

国立がん研究センター がん情報サービス「補完代替療法」

外観 あいかブレストクリニック

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