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乳房再建とは?方法・時期・メリット・デメリットについて

乳房再建とは?方法・時期・メリット・デメリットについて
11月 15, 2025adminBreast check

はじめに:乳房再建という選択を知っていますか?

乳房再建は、乳がん手術で乳房を失った際に行われる治療のひとつです。
見た目の回復だけでなく、心の回復にもつながる大切な治療です。

日本では、乳がんで乳房を全摘されたあとに乳房再建手術を受ける方はまだ約13%。
欧米諸国の約40〜50%と比較すると低く、地域差も大きいのが現状です。

けれども「再建する」「しない」のどちらも正しい選択。
大切なのは、十分な情報を得たうえで、自分らしく選べることです。


乳房再建とは

乳房再建とは、乳がんの手術で乳房を部分的または全て切除したあと、
自分の体の組織や医療用の人工物を使って乳房の形を再現する手術です。

再建によって外見の回復はもちろん、
鏡を見たときの違和感の軽減や気持ちの前向きさの回復など、
生活の質(QOL)を高める効果が期待されます。

乳がんの手術後の傷を見ること自体に心理的なハードルを感じる方も多いことと思います。


乳房再建の主な方法

① 人工物(インプラント)による再建

医療用シリコンを使用し、乳房の形を再現します。

  • メリット:体への負担が少なく、手術時間が短い。形の左右差が出にくい。
  • デメリット:感染や破損などのリスクがある。将来的に入れ替えが必要な場合も。

② 自家組織による再建

背中(広背筋皮弁)や下腹部(穿通枝皮弁)、太もも内側の脂肪などを使って乳房を形成します。

  • メリット:自分の組織なので柔らかく自然。長期的に安定しやすい。
  • デメリット:手術時間が長く、体への負担が大きい。採取部に傷が残る。

③ 脂肪注入による再建

腹部や太ももから脂肪を採取して注入する方法です。

  • メリット:傷が小さく、自然な触感。
  • デメリット:注入した脂肪の半分ほどが吸収されるため、複数回の施術が必要。

再建のタイミング①一次再建と二次再建

乳房再建は、がん切除と同時に行う「一次再建」と、
治療が落ち着いてから行う「二次再建」があります。

タイプタイミング特徴
一次再建乳がん手術と同時喪失感を軽減でき、手術回数が少ない
二次再建手術・治療終了後落ち着いて検討できるが、再手術が必要

がんの摘出を優先したい方は二次再建でゆっくり検討するのがよいでしょう


再建のタイミング②一期再建と二期再建

二期再建とは

まず1回目の手術で、乳房を切除した部分に
「ティッシュエキスパンダー」という皮膚を少しずつ伸ばす器具を入れます。

術後は外来で定期的に通院し、エキスパンダーに生理食塩水を少しずつ注入して皮膚を拡張していきます。

水風船のような構造で、皮膚をゆっくり伸ばし、最終的に自然なふくらみを作るための準備段階です。
この準備が整った段階で、2回目の手術として、
自家組織の移植または乳房インプラントの挿入を行い、乳房の形を再建します。

このように2段階で行う方法を「二期再建」と呼びます。

一期再建とは

一方で、エキスパンダーを入れずに、
がんの切除と同時に自家組織の移植や乳房インプラントを用いて乳房を再建する方法を
「一期再建」といいます。

手術回数を減らすことができ、術後すぐに胸の膨らみを取り戻すことができます。

乳頭・乳輪の再建

乳頭や乳輪を再建することで、より自然な外見を取り戻せます。

  • 健側の乳頭の一部を移植する方法
  • 太もも内側の皮膚を利用する方法
  • 医療用タトゥー(アートメイク)で色を再現する方法は、手術を望まない方にも自然に仕上がる選択肢です。

費用と保険適用

乳房再建の多くの方法(インプラント、自家組織)は保険適用です。
また、高額療養費制度も利用でき、経済的な負担を軽減できます。

脂肪注入など自費診療となるケースがありますので、担当医と相談しましょう。


乳腺外科と形成外科の連携

乳房再建は、乳腺外科と形成外科のチーム医療によって行われます。

  • 乳腺外科:がんの安全な切除・治療計画の策定
  • 形成外科:再建方法の設計・実施

乳房再建の方法は、手術のタイミング(一次・二次)と、再建の手技(人工物・自家組織・脂肪注入など)を組み合わせて行われます。

  • 自家組織を用いた「一次・一期再建」
  • エキスパンダーを使って段階的に行う「二次・二期再建」
    など、いくつかの組み合わせがあります。

どの方法を選ぶかは、

  • 乳がんの進行度や治療方針(放射線治療・化学療法など)
  • ご本人の希望や生活スタイル
  • そして、手術を受ける医療機関の体制
    によって異なります。

そのため、主治医(乳腺外科)と形成外科の先生の両方に相談しながら、
ご自身にとって最も納得のいく再建方法を選択することが大切です。

「どんな再建が自分に合うのか分からない」
という場合でも、まずは選択肢を知ることから始めてみましょう。

当クリニックでは、再建を希望される方への適切な情報提供と専門医への紹介を行っています。


まとめ

  • 乳房再建は外見の回復と心のケアの両面を支える治療
  • 多くの再建法が保険適用で、安心して検討できる
  • 医療チームとの連携と情報提供がカギ

当クリニックでは乳房再建のパンフレットもご用意しています。
皆さまの選択と回復のサポートを続けてまいります。


🔗参考リンク

  • 乳房再建を考えている方へ|一般社団法人日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会
  • 『乳房再建Hand Book』について | NPO法人E-BeC
  • 乳房再建クリエイト – 医師と一緒に考えるクリエイティブな乳房再建

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