乳がんの診断を受けたあなたへ。 一歩ずつ進んでいきましょう

乳がんの診断を受けたとき、多くの方が強い不安や混乱に包まれます。
手術、抗がん剤、放射線、ホルモン療法……次々と説明されても、頭が真っ白になってしまうのは当然のことです。
これから先どうなってしまうのだろう?今の生活が変わってしまう?子供の成長を見届けられる?…
そんなとき、私がお伝えしたいのは次のことです。
1. 一歩ずつ向き合いましょう
治療の全体像を一度に理解しようとすると圧倒されてしまいます。
まずは「次の一歩」に集中してください。
2. 周囲を頼ることも大切です
治療中でも生活は続いていきます。
家事や仕事、子育てなどを一人で抱え込む必要はありません。
ご家族や友人に助けを求めることも、治療の大切な一部です。
3. 毎日の生活を大切に
散歩や読書、好きな音楽、温かい食事――小さな習慣や日常のリズムは、心を支える大きな柱になります。
4. 自分を信じて
あなたは思っている以上に強い方です。
治療を乗り越える力を、必ず持っています。
乳がん治療と病院との連携について
乳がんの治療は、がんの性質(タイプ)、進行度、年齢やホルモン状態、家族歴、ご本人の希望などを総合的に考えて決定されます。
治療には手術・薬物療法・放射線治療などを組み合わせ、乳腺外科医や腫瘍内科医、放射線治療医がチームで取り組みます。
当院は、精密検査から治療後の長期フォローアップまで、地域の基幹病院と連携してサポートしています。
治療後のフォローと定期検査
乳がん治療後は、再発や新たな乳がんに備えた長期的な経過観察が必要です。
当院で可能なフォロー内容は以下の通りです。
- ホルモン療法(5~10年の継続)
- マンモグラフィ・エコー検査
- 血液検査(腫瘍マーカー・ホルモン状態)
- 必要に応じた骨密度検査、全身検査(連携病院にて実施し、当院で結果を説明)
「長く通える乳腺のかかりつけ医」として、地域で安心して治療を続けられる体制を整えています。
生活を支えるサポーティブケア
乳がんの治療は体だけでなく、心や生活にも影響を与えます。
以下のような相談もお気軽に。
- アピアランスケア(脱毛・外見の変化への支援)
- リンパ浮腫や更年期症状への対応
- 仕事と治療の両立
- 妊娠・出産に関するご相談
- 女性どうしで語り合える「サンデーブランチ」(日曜不定期開催)
こうしたケアによって、副作用や生活の悩みを和らげ、安心して治療を続けることができます。
最後に
乳がんの治療は長い道のりです。
でもそれは、「私たちとも長いお付き合いになる」ということでもあります。
「こんなこと話していいのかな?」と思うようなことでも、どうぞ気軽にご相談ください。
一緒に、安心できる毎日をつくっていきましょう。
ご予約・お問い合わせ
- Webまたは電話での予約制
- 検査内容は当日相談可能
- 他院で診断・治療中でご相談だけしたい場合も大丈夫です
📞 電話予約:0797-38-7171
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