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浸潤性小葉がん(ILC)について 〜見つけにくい乳がんの特徴と最新の研究〜

9月 19, 2025adminBreast check

今回は乳がんの中でも少し珍しいタイプである 「浸潤性小葉がん(ILC)」 について、お話しします。


浸潤性小葉がんってどんな乳がん?

乳がんのほとんど(8〜9割)は「浸潤性乳管がん」というタイプですが、ILCは全体の約1割ほどです。
このタイプの乳がんは、母乳をつくる小さな袋(小葉)から発生します。

特徴は…

細胞同士がバラバラに広がる 

本来なら乳腺の細胞同士は“のり”のようなものでくっついています。ところが小葉がんでは、この“のり(E-cadherin)”がなくなるため、細胞がバラバラに散らばるように広がっていきます。

女性ホルモンに反応するタイプが多い

浸潤性小葉がんは、多くの場合「女性ホルモンの影響を受けるタイプ(ER陽性)」で、「HER2」というたんぱくは持っていません。がん細胞の増え方も比較的ゆっくりなことが多いです。

しこりとして触れにくい 

小葉がんは細胞同士の接着が緩く、周囲の組織にじわじわと広がるように浸潤するため、塊を作りにくいのが特徴です。典型的なしこりを作らないことが多く、乳房全体が硬く感じたり、皮膚や乳頭ががわずかにへこんだりすることで気づかれることがあります。

一般的な乳がん検診で見つかりにくい

石灰化や明確な腫瘤を伴わないことが多く、検診のマンモグラフィで「異常なし」とされるケースもあります。ILCを疑う症状があれば、マンモグラフィだけでは見逃されることがあるため、必要に応じて エコー(超音波検査)やMRI を一緒に行うことで、発見の可能性が高まります。

細胞が広がって存在するため、生検では「たまたまがんの部分が取れない」こともあり、確定診断が難しいことがあります。


再発のときの特徴

ILCは再発や転移の仕方も少し違います。

一般的な乳がんは肺・骨・肝臓に転移しやすいですが、ILCはお腹(腹膜や消化管)、卵巣などに転移することがあります。

そのため、お腹の張りや食欲不振、体重減少など、乳がんの再発とは結びつきにくい症状で再発に気づくケースもあるのです。


最新の研究と検査の進歩

最近はILCに特化した研究も進んでいます。

  • 最新のPET検査(FES-PET)
    女性ホルモンの受け皿となるエストロゲンレセプター(ER)を目印にする特殊なPET検査が登場し、ILCの再発や転移を見つけやすくなりました。※日本では一般的に行う検査ではないと思います。
  • 新しい画像検査
    マンモグラフィに加え、3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)、超音波、MRI、造影マンモグラフィ(CEM)などを組み合わせることで発見率が上がっています。
  • 長期の経過観察が大切
    ILCは診断から5年までは落ち着いていても、10年以降に再発してくるケースが他の乳がんより多いとされています。

浸潤性小葉がん(ILC)に気づくために

浸潤性小葉がんは、一般的なしこりの乳がんとは少し違い、見つかりにくい特徴があります。
でも、日ごろのセルフチェック(ブレストアウェアネス) で気づけるサインもあります。


自己チェックのポイント

✅ しこりがなくても安心しない
ILCはコリっとしたしこりを作りにくいタイプです。

✅ 乳房全体の硬さを意識する
部分的に固い感じがしたり、全体的に張ったように感じるときは注意が必要です。

✅ 皮膚の変化を見る
鏡の前で乳房をチェックし、わずかなへこみやひきつれがないか確認しましょう。

✅ 乳房の左右差に注目
形や大きさが変わった、なんとなくバランスが違う、と感じたら早めに受診を。

✅ 違和感が続くときは受診を
痛みや張り、重たい感じが長引くときは、検診結果が「異常なし」でも一度専門医に相談を。


まとめ

浸潤性小葉がんは、頻度が少ない乳がんですが、 医療の進歩で 研究も世界的に進んでいます。

  • 定期的な検診
  • 日ごろの自己チェック
    この2つを組み合わせることで、早期発見につなげることができます。

「少しでも気になる」ことがあれば、どうぞ遠慮なくご相談ください。 当院では、患者さん一人ひとりに合った検査やフォローを行い、早期発見・早期対応につなげています。

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そんな時、乳腺専門医のクリニックが身近にあることで、
早期の受診・適切な判断・安心の診療につながります。

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🏥 もし乳がんが見つかった場合も

乳がんと診断された方には、患者さんの状態やご希望に合わせて、信頼のおける基幹病院をご紹介します。

治療後も、ホルモン療法・定期検査など、再び当院でのフォローアップが可能です。


🌸 検診・診察はすべて予約制です

当院は完全予約制です。
落ち着いた空間で、女性医師による丁寧な説明・診療を行っています。


💡こんな方は一度ご相談ください

  • しこり、痛み、違和感を感じる
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