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アピアランスケア
乳がんの治療では、手術により乳房のふくらみを失ったり、抗がん剤治療により髪が抜ける、といった様々な身体的な変化が起こることがあります。 このような外見/アピアランスの変化には様々な対処法があります。 当院では、セルフケア製品をご紹介しています。
乳がんとアピアランスケア①
乳がんとアピアランスケア②自治体の助成について
乳房再建について
乳房再建術は、乳腺外科医が乳がんの手術を行った後、形成外科医によって行われることが多いです。再建を検討したい場合は、乳がんの手術前にその希望を担当医に伝えることが大切です。術後年数を経てから再建術を受けることもできます。健康保険と高額療養費制度を活用すれば、自己負担額を抑えることもできます。以下のリンクを参照してください。
乳房再建ナビ (nyubo-saiken.com)
乳房再建手術という選択 – E-BeC(エンパワリング ブレストキャンサー)
リンパ浮腫
乳がんの術後には、手術をした側の腕のむくみ(リンパ浮腫)が起こることがあります。 手術によりリンパ管の働きが障害されても、適切なケアによりむくみを和らげたり、改善させることが期待できます。保湿などのセルフケアにより、感染などを防ぐことも重要です。 リンパ浮腫の患者さんに対して、日常生活の指導(むくんだ腕の挙上など)、スキンケア、リンパドレナージ、圧迫療法(弾力ストッキング/スリーブの使用)を行うために、リンパ浮腫に関する研修をうけた看護師・理学療法士・作業療法士と連携しています。
リンパ浮腫に関する情報を入手できるウェブサイト
『リンパ浮腫とうまく つきあうSTYLEBOOK』 リンパ浮腫をお持ちの女性の、服装に関するお悩みの解消を目指して作られたスタイルブックです。
静岡県立静岡がんセンター(監修)「SURVIVORSHIP」 SURVIVORSHIP.JP -がんと向きあって-|がん手術後のリンパ浮腫
国立がん研究センター「がん情報サービス」 リンパ浮腫:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]
がんの治療と仕事の両立
働く女性が就労人口の半分に迫ろうとする現代。 日本では、就労世代の50歳代前半までは女性の方が男性よりもがんにかかりやすいことを知っていますか? 企業における乳がんをはじめとした女性のがんの啓発・検診、就労支援への取り組みがとても重要です。
職場でのがん対策
20代、30代の乳がん
がん医療において、15歳から39歳のがん患者さんのことを AYA世代(Adolescent&Young Adult/思春期・若年成人)のことをいい、がん医療において、15歳から39歳のがん患者さんのことをいいます。乳がん患者さんでは約5%がAYA世代と言われています。
20代、30代の乳がんについて
がん治療と妊娠
がん治療の影響で、若い患者さんでは、「妊孕性/にんようせい」(生殖機能)が失われてしまうことがあります。近年、生殖医療の進歩に伴って、女性では卵子・胚・卵巣組織を凍結保存することで、妊孕性を温存することが可能となっていますが、費用が大きな負担となります。兵庫県では、妊孕性温存のための治療費の一部の助成を行っています。
がん治療と妊娠:兵庫県のネットワークと助成金
更年期症状について
乳がんの治療により、生理前後や更年期の症状と同じような症状が出ることがあります。
乳がんの術後の再発を予防するために女性ホルモンの作用を抑える内服薬が必要となったり、抗がん剤治療により卵巣の機能が低下してしまうことがあるためです。
症状は様々で、一人一人違います。当院では更年期の症状に対して、漢方薬などを処方することもできます。