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仕事にプライベートにと充実している30代。でも、そんな中でふと気になるのが「乳房のこと」。
年齢とともに変わる乳房に関する悩みや不安。今回は、当院を受診された30代の女性からよく伺う乳房に関する悩みをご紹介します。
生理前になると、胸がパンパンに張って痛い…。
「いつものことだけど、今回は特に痛い気がする。」ブラがきつく感じるし、仕事中もちょっとした動きで違和感がある。「ホルモンのせいかな?」
☞乳腺専門医からのひとことPMS(月経前症候群)による乳房の張りや痛みは、ホルモンの影響で乳腺がむくむために起こります。
生理が始まると軽くなるなら、ホルモン変化が原因のことが多いのですが、痛みが強くなってきた、片側だけ違和感がある場合は乳腺の変化が関係していることも。乳腺の専門医を受診しておくと安心です。また、ピルを飲んでいる場合、乳房の張りが強くなることも。気になる場合は、低用量ピルの種類を変えたり、婦人科の医師と相談するのもおすすめ。
仕事に向かいながら、「去年の乳がん検診、行かなきゃと思ってたんだよな…」とふと思い出す。
でも忙しくて、なかなか時間が取れないし、後回しになってる。
☞ 乳腺専門医からのひとこと30代のうちは「まだ若いから大丈夫」と思いがちですが、20〜30代でも乳がんになる人はいます。早期発見が大切なので、忙しい方でも受診しやすい時間帯を活用して、定期的にチェックしましょう。
友だちと久しぶりに会って「最近、右胸にちょっと硬い部分があるんだよね」と話したら、「私も!でも脂肪かもしれないし、放ってる」とのこと。
ネットで調べたら「乳がんのしこりは硬い」と書いてあったけど、触ってもよくわからないし、なんとなく放置中…。
☞ 乳腺専門医からのひとこと「しこり=乳がん」とは限りませんが、30代は乳腺が発達していて自己判断が難しい時期。特に「大きくなってきた」「片側だけにある」場合は、病院で確認するのが安心です。
ブラジャーをつけるときに、乳頭にベタっとした分泌物がついているのを発見。
「授乳していないのに、なぜ?」と不安に。
☞ 乳腺専門医からのひとこと30代はホルモンバランスの変化が起こりやすく、乳頭から分泌物が出ることも。片側だけ、血が混じっている場合は、乳がんや乳管内乳頭腫の可能性もあるので要注意!
最近、友人が「授乳後に胸の形が変わった」と言っていた。私もいつか妊娠・出産したら変わるのかな…。乳がんって、妊娠中でもなるのかな?
☞ 乳腺専門医からのひとこと妊娠・授乳期は乳腺が変化しやすく、しこりや痛みを感じることがあります。また、妊娠中でも乳がんを発症するケースもあるため、異変を感じたら早めに検査を。
30代は、ホルモンの変化やライフイベントで乳房が変わりやすい時期。
「気になるけど、忙しいし大丈夫かな」と思ったら、それは受診のタイミングかもしれません。
当院では、忙しい方でも受診しやすいように、火・金は18時までの診療・土曜診療も行っています!
初めて乳がんの検査を受ける若い女性には、痛みのない、エコー検査での検診をお勧めしています。
よく分からないという方も、検査の内容は診察の時に相談できます。