ハート型クッションに込められた想い
〜The Pillow Positive Projectのご紹介〜
乳がんの診断や手術を経験すると、不安や戸惑いで心がいっぱいになる方がほとんどです。
「この先どうなるんだろう」「痛みはいつまで続くのか」——そんな思いを抱えるのは、決して特別なことではありません。
でも、どんなときも忘れないでほしいのは、きっとよくなっていくという気持ち。今は大変で辛い時期だとは思いますが、それがずっと続くわけではありません。
そして、あなたは一人じゃないということ。あなたが少しでも笑顔で幸せでいてくれたら、とサポートしてくれている人がきっと周りにいます。
「ひとりじゃない」「きっと大丈夫」——そんな想いが伝わる、あたたかな贈りものをご紹介します。
ピローポジティブ・プロジェクトとは?
このプロジェクトは、ギリシャの寝具メーカーCOCO-MATが2012年から取り組んでいる社会的支援活動です。
乳がんの手術を受けた女性たちに、ハート型のクッションを届けています。
これまでに1万人以上の女性たちがこのクッションを受け取っています。
ギリシャをはじめ、ドイツ、ベルギー、オランダなど、ヨーロッパ各地の病院もこの活動に参加し、多くの患者さんに寄り添ってきたそうです。
この活動は、2001年にアメリカ・テネシー州で始まった「ハートピロープロジェクト」がルーツで、今では世界18か国以上に広がる支援の輪となっています。
ハート型クッション、どんな風に使うの?
このクッションは、乳がん手術の直後でも、回復してからでも、いつでも使用できます。
やわらかいハート型の形が脇にフィットする形状になっていて、術後の傷をやさしく守る工夫が詰まっています。
素材は100%コットンと天然ウール。肌にやさしく、清潔に使えるように作られているのも嬉しいポイントです。
術後だけでなく、ホルモン治療中の関節の痛みを和らげるために、手を載せたり腰に当てたりして使っても良いですよね!
社会全体での支援が、もっと広がってほしい
乳がんは、今やとても身近な病気です。
日本でも多くの女性が罹患し、日々治療と向き合っています。
企業や地域、医療機関が手を取り合って、患者さん一人ひとりの“回復への一歩”を支えていけたら、とても心強いと思います。 こうした社会的支援が、もっと広がるとよいですね。
クリニックでは、これからも、こうした取り組みや情報をお伝えしていけたらと考えています。
不安なときこそ、自分自身のあきらめない気持ちと、そっと寄り添う誰かの存在が、前を向く力になります。
お申し込み方法など、公式Instagramアカウント@cocomat_tokyoをご覧ください。
ご本人はもちろん、ご家族やご友人でも申し込みが可能です。
※当クリニックでも実物を展示していますので、ぜひ手に取ってご覧ください。
ピローポジティブプロジェクトに新たなパートナーが加わりました | COCO-MAT JAPAN(ココマット ジャパン)
※ご興味のある方は、COCO-MATのプロジェクト紹介動画もご覧くださいね。
(英語・約2分)
https://www.youtube.com/watch?v=pRfGQTVmd9w